副業を始めようと思ったり、起業するにあたり、情報発信の手段や副収入確保のため、個人でブログを利用しようと考える人は多くいらっしゃいます。
しかし、SNSが発達している現在において、個人ブログはすでにオワコン(終わったコンテンツ)だと誤解されている方も少なくありません。
文章による意思疎通は人類が古来から継続してきた営みであり、テレビやネットが一般化したとしても書籍が廃れないのと同じく、ブログもまたそう簡単に廃れることはありません。
今回は、個人ブログがオワコンと言われる理由と、まだまだあるその可能性について説明します。
そして、どうやってブログで稼ぐのかについて解説していきます。最後までご覧ください。
オワコンと誤解されている理由
個人ブログで収入を得ている人は数パーセントの世界
個人ブログを運営し、自ら積極的に記事を執筆する理由は人それぞれですが、ブログとして収益を得る主な方法は「アフィリエイト」になります。
基本的な収入確保の流れは、ブログ内で商品やサービスを紹介する記事を書いて、そのリンクから販売や会員登録などに導くことです。
リンク経由で商品の購入やサービスの契約に至った場合、ブログの運営者には紹介料が支払われる流れです。
しかし星の数ほどあるブログの中から、あなたのブログを興味を持って読む読者を集めることがまず困難だと言えます。
一生懸命努力しても、10万円以上の収入を得られるブロガーは、わずか数パーセントしかいないという調査結果もあるそうです。
ブログを収益化することを目的に情報発信するのは、かなり難易度が高いと言わざるを得ないのです。
他のメディアの影響力が強くなった
YouTube・Twitter・TikTok・Instagramなど、動画配信サービスやSNSは多くのユーザーが利用しています。
大手から中小企業までもがSNSの公式アカウントを運営するケースも増えてきており、ネットビジネスの主流はSNSに移るだろうと見る向きもあります。
また、文章と比較すると動画や画像は分かりやすいですし、視覚的に楽しませるための工夫もしやすい傾向にあります。
文字情報は、どうしても読み手の想像力に頼らざるを得ない部分があるため、その点ではSNSに比べて不利な部分は否めません。
延々と続く長文を、興味を持って読んでくれる読者がいるのかどうか?と考えればブログの盈虚力が落ちてきたと言わざるを得ないのではないでしょうか。
SEO対策などの専門的施策が必要
ブログの文章は、誰かに読んでもらうことで、訴求・共感を実現します。
つまり、Googleなどの検索エンジンに「この文章は読む価値がある」と認めてもらえないと、そもそもネットユーザーに文章を読んでもらう機会さえも与えれもらえないという事になります。
具体的には、SEO対策と呼ばれる、検索エンジンに評価されやすい書き方を意識して文章をまとめる必要があります。
しかし、もともとそれほど文章を書くのが苦手な人や、SEOについて理解のない人にとっては、定期的なブログ記事の執筆に苦痛を感じてしまうでしょう。
使い方次第でブログを活かせる理由
デメリットが取りざたされることが多いブログですが、ビジネスで活用する場合は今なおメリットが大きいのも事実です。
読者に結論を素早く説明できる
ブログの大きな利点は、結論を素早く提供し、その後詳細を伝えられることです。
発信する文字数が限られるTwitterなど、自分の伝えたいことが制限されるSNSや、動画を一通り見ないと結論が分からない動画コンテンツは、時にユーザーにストレスを与えます。
しかし、ブログは文章構成を自分でZEROから考えることができるため、先に結論を伝えた後で、その理由を詳しく説明すれば、読者のストレス低減が期待できます。
自分自身の文章力で、読者に納得感を十分に与えられるテキスト実力が活きるのです。
SNSと組み合わせて訴求ができる
SNSは、それ単体でのマーケティングも可能ですが、ブログと組み合わせることでより効果を発揮します。
例えば、ユーザーに興味を持ってもらう段階では拡散力の強いTwitterを使い、そこからブログ記事に誘導する流れです。
センセーショナルな内容をTwitterに上げてブログに誘導し、ユーザーに詳しく説明し、納得してもらう、など組み合わせて使うのがこれからの時代の有効な手段だと言えるでしょう。
ブログを自分の「名刺」代わりにする
自分の得意分野や興味のある分野について、記事を執筆してポートフォリオにすれば、ブログのアフィリエイト以外の稼ぎ方も可能です。
文章を読んで興味を持ってくれた人がいれば、そこから新しい仕事がスタートする可能性は十分あります。
ブログで稼ぐ方法
では、ブログそのもので稼ぐためにはいったいどうすればいいのでしょうか。
書きたいものではなく、世の中の人が求めてるもの
個人がただ自分が書きたい事を書いても、それは自己満足型ブログでしかなく、稼ぎたいのであれば、人々が求めてる事を書くという意識を持つ事が何よりも大事です。
- 読者が求めている情報を
- 分かりやすく、読みやすく
- よかった、ためになった、楽しめた
と思ってもらえる記事を書く、これが稼げるブログになるために非常に重要になっていきます。
雑記ブログ、日記ブログではなく特化型ブログ
雑記ブログ、日記ブログというのは、稼ぐのが非常に難しいジャンルといわれています。
なので、個人でブログで稼ぎたいなら、専門ブログを作る事が非常に大事です。
雑記ブログの場合は以下の3つの理由で稼ぎづらいと言われています。
- 専門性がないので、Googleの検索にも上位表示されにくい
- 関連記事を読んでもらいにくい
- 大量のアクセスを集めないと稼げない
Googleは、より役立つ情報が載ったブログを検索で上位表示させていこうとする傾向があります。
その判断材料の1つは滞在時間です。
特化型ブログの場合は、同じジャンルで関連記事がたくさん書かれており、そのジャンルに興味を持った読者は同じブログの中で関連記事を読みまわるという行動をとる傾向になります。
その結果、ブログへの滞在時間が長くなり、Googleに上位表示されやすくなるというわけです。
逆に雑記だと、強みがどこなのか、何が専門なのかがGoogleが分からないので、
上位表示されにくい=アクセスが集まりにくい
関連記事も読まれにくい=稼ぐのが難しい
という事になるわけです。だからブログで稼ごうと思うのであれば、雑記や日記ではなく、
ダイエットならならダイエット、
恋愛なら恋愛、
ペットならペット
とジャンル(テーマ)を絞る事が大切です。
大量のアクセスを集めないと稼げない
基本的に、雑記型ブログはアドセンスのようなクリック報酬型広告で稼いでいます。
クリック報酬型は、1クリックで、0.5円、1円とか10円とかそういう世界ですから、とにかく沢山のアクセスがないと稼ぐ事は出来ません。
月に100万アクセス集めて20万円稼げるかどうかみたいな世界です。
その一方で、例えば英会話ブログを作って、そこで英会話教材を紹介すれば、2、300人に1人くらいの割合で買ってくれたとしても、1個売れれば、5000円とか1万円とかの収入があります。
つまり、20万稼ぐにも、月に12000アクセスくらいで良いのです。
雑記ブログだと、100万アクセス集めて20万。
専門ブログだと、1万アクセス集めて20万。
雑記や日記で食ってけるのは有名人なので、一般人、個人で稼ぎたいなら、特化型ブログにシフトしましょう。
ニーズがある内容でなくてはいけない
ニーズがない記事をいくら量産しても、アクセスは来ないので、儲かる事はありません。
特にニーズが多そうな記事からどんどん書いていく事で、アクセスが集まりやすくなり、早く稼ぎは発生します。
ニーズがない記事ばかり沢山書いても、「全然ブログなんて儲からないじゃん!」と稼げる前に精神的にくじけてしまい、諦めてしまうだけなので、ちゃんと稼ぎたいなら、読んでくれる人が多そうなネタから書いていく方が、稼げるようになるまでの期間も短くて済みます。
まとめ
いかがですか?ブログでもそれなりに収入を得ることは可能ですが、スタートダッシュが遅く収益化は最低3カ月はかかると言われています。また会社員ぐらいの収入を得るためには1年もかかるといった話もあります。
しかし、途中であきらめてしまうと元も子もありません。このサイトでは続けるための秘訣も書いていますので、そちらも参考にしてください。