みなさんこんにちわ~ ひで(@hyde032969)です。
犬がトイレを覚えてくれず、定められた場所以外でおしっこをしてしまう…と悩んでいる飼い主さんは少なくはないでしょう。
なぜなら、僕の場合もそうだったからです。
間違ったしつけをすると、なかなかトイレ(おしっこ)を覚えなかったり、家でトイレをしなくなってしまうこともよくあると聞きます。
今回は、犬がトイレを覚えない原因や失敗する意外な理由、トイレ問題を解決するトレーニング方法についてご紹介します。
犬がトイレを覚えない・失敗する4つの理由
犬がトイレを失敗してしまうのには、実は人間の感覚では気が付けない原因があったのです。
これからトイレを教える子犬と、既に大きい成犬では原因が異なります。
ご自身のケースに当てはまるものがないのか、チェックしていきましょう。
犬がトイレを覚えない・失敗する4つの理由
- 「場所」ではなく、「ニオイ」「足の裏の感覚」で覚えている?
- 綺麗好きな犬は、自室(ケージ)の中では排泄したくない?
- トイレ環境が不適切かもしれない?
- 「おしっこすると怒られる!」の勘違い?
「場所」ではなく、「ニオイ」「足の裏の感覚」で覚えている?
飼い主さんの多くは、犬に「ここがトイレだよ」とトイレを指さしたり、実際にそばまで連れて行って教えているかもしれません。
しかし、実は、犬がトイレを覚えるのに、「目からの情報」だけでは難しいこともあるのです。
犬が粗相をしてしまう場合、目で見た情報だけでなく、足の裏の感覚やニオイでトイレを覚えようとしている可能性があります。
トイレシートを足で踏んだ感覚と似ている場所、つまり柔らかいマットやカーペットの上で粗相をしてしまうことはありませんか?
これは、犬が足の裏で踏んだ感覚でトイレを覚えようとしているケースが考えられます。
また、トイレ以外での失敗が続くと、その場所におしっこのニオイが染みついてしまいます。
嗅覚が鋭い犬は、そのニオイでトイレと判断してしまっているのかもしれません。
綺麗好きな犬は、自室(ケージ)の中では排泄したくないのかも
子犬の頃からケージ内にトイレを設置している場合があるかもしれませんが、実はそれが気になってしまう犬もいます。
犬はもともと綺麗好きな動物。
寛ぐ場所・寝る場所であるケージ内にあるトイレでは、排泄をしたくないと思っているかもしれません。
「子犬の頃はこの場所できちんとトイレができていた」と思う飼い主さんもいるかもしれませんが、成長していくにつれて”綺麗好き”が芽生えるケースも考えられます。
トイレ環境が不適切かも
ケージの中以外であっても、現在トイレがある場所が気に入らないという可能性もあります。
飼い主さんがいいと思った場所でも、犬にとっては、トイレをするうえで気になるポイントがあるのかもしれません。
実は犬もプライバシーを守れる場所を好みます。そのため、常に人がいる場所ではトイレをしたくないと思っている犬もいるのです。
人間でないと開け閉めできないドアなどの障害物のせいで犬が自由に行き来できない場所はNGです。
また、狭い場所にあるトイレもクルクル回りながら排泄をする場合が多く嫌がる可能性が高いでしょう。
そのほか、光が反射するモノが置いてあって「チカチカ」も落ち着かない、犬の嗅覚でしか感じられないような不快な臭いがするところもNGといったことも考えられます。
「おしっこすると怒られる!」の勘違い
犬がトイレを失敗してしまったとき、しつけのためにと怒っていませんか?
飼い主さんとしては「トイレではないところで排泄したこと」に対して怒っているつもりでも、犬にとっては「排泄したこと自体」に怒られていると勘違いしていることがあります。
そうなると、怒った人の前や、人目に付く場所にあるトイレでは、ますますおしっこが」しづらくなります。
排泄をしたあと”しょんぼり”した顔をしていたら「おしっこをしたから怒られる」と勘違いしている可能性もあります。ぜひ表情を観察してみましょう。
トイレのトレーニング法に工夫をプラス
- 犬の行動範囲内に、シートと勘違いする製品を敷かないようにしてみる
- ケージの中のトイレにしてくれない場合は、トイレの場所を変える
- 失敗しても怒らないで。すぐに排泄物を片付けるようにする
- サイズが合ってないかも?トイレ自体を変える
- 焦らずゆっくり、時間をかけて
犬の行動範囲内に、シートと勘違いする製品を敷かないようにしてみる
マットやカーペットの上で粗相してしまうことが多い場合、まずサークルなどで犬の行動範囲を囲ってみましょう。
そしてその囲いをした中には、マットやラグなどのトイレシートと似ている感触ものを置かないようにします。そうすることで、トイレシートの感触だけをしっかりと足で覚えさせるのです。
トイレで排泄をしたのを確認してからサークルの外に出してあげる、サークルの外でトイレをしそうな仕草をしたらサークルに戻す……を根気よく繰り返しトイレを覚えさせましょう。
とくに子犬の場合「トイレを失敗しない環境」を作ってあげることが大切です。
サークルの外に出した時は目を離さないよう注意し、少しでもトイレの仕草を見せたら、トイレの環境が整ったサークル内に戻してあげましょう。
結構労力はかかりますが、2週間ほど続ければ覚えるようになりますよ。
ケージの中のトイレにしてくれない場合は、トイレの場所を変える
成犬になってからケージやサークル内のトイレで排泄してくれなくなった場合は、思い切ってトイレの場所を変えるのもひとつの手です。
トイレトレーニングを失敗してきた成犬は、子犬の頃にケージの中で練習させられ、失敗して怒られた子が多いようです。
新しい場所を決める際、以下のポイントをおさえておきましょう。
- よく失敗してしまう場所
- 犬が自分で自由に行き来できる
- 多くの人の目につかない
- クルクル回れるくらいのスペースが確保された場所
- 足元が不安定ではない
- 圧迫感を感じない
これらをクリアする場所に、トイレを移動させてみてください。
もし別の場所で排泄しそうだったら、トイレシーツの上に移動させてから用を足させる。そこで褒めてあげてください。
排泄という行為がトイレシーツと結びつくことで、徐々に失敗が減ってきます。
トイレシーツの上でちゃんとできるようになってから、少しずつケージの近くや中にトイレシーツを移動してあげると、喜んで用を足しにいくようになるかもしれません。
失敗しても怒らないで。すぐに排泄物を片付けるようにする
トイレの失敗を続けてきた成犬にとって、いちばん嫌な記憶は「叱られること」。
排泄を見られたら叱られると思い込んでいるワンコは、我慢したり、隠れてしようとしたりして、失敗を重ねてしまいます。
叱られると不安やストレスで、さらに粗相をしてしまうことも。
飼い主さんは決して叱らず、成功したら大袈裟に、わかりやすく褒めてあげてください。
犬は「人間の困った顔・泣き顔と、笑顔とを判別できる」という研究結果があります。成功体験を記憶させることが、しつけの上でなによりも重要です。
トイレシートの上ですると褒められるという記憶を擦りこむことで、だんだんと失敗が少なくなってくるはずです。
そして、排泄物をすぐに片付けるのはとても大切なことです。トイレに臭いを付けるため、失敗した排泄物をトイレに移動させたり、トイレでした排泄物を敢えてしばらく放置するのはNGです。
綺麗好きの犬は「排泄物がある=汚くて嫌な場所!」という印象を持ってしまい、逆効果になることがあります。
サイズが合ってないかも?トイレ自体を変える
もしかしたら、現在使用しているトイレそのもののサイズが合っていないかもしれません。
犬の体の大きさに対してトイレが小さいと、しっかりとトイレを理解していても排泄物がはみ出してしまうことも。
また、足を上げておしっこをするクセがついているオス犬の場合によく当てはまります。
犬のしっぽまでしっかりと入るサイズのトイレに変える、足上げおしっこをしても大丈夫なL型のトイレに変えてあげるなどの対策をするのもいいでしょう。
焦らずゆっくり、時間をかけて
トイレトレーニングにトラウマがある成犬は、失敗の記憶を塗り替えることが必要なため、子犬をしつけるよりも時間を要します。
また、子犬の時と比べて排泄の回数が少ないため(一般的には3~5時間ごと)、成功体験を積ませるのに飼い主さんの根気が必要です。
因みにうちの成犬は6時間はしません。長い時だと15時間しませんでした。
失敗を繰り返してもあきらめず、長い目で地道に取り組みましょう。
もし、自分では成犬のトイレトレーニングが難しいと感じる場合は、プロのトレーナーに相談することも考えましょう。
あまりにも失敗が多い場合は、加齢や病気などにより、排泄を我慢できない特別な理由があるかもしれません。
そのような場合は、動物病院で獣医師に相談した方がいいかもしれませんね。
まとめ
いかがですか?結論はトイレトレーニングは地道に気長に続けていかなければいけないという事です。うちの犬もいまだ成功率100%ではありません。でも迎え入れた3年前と比べると格段に失敗率は減っています。
是非、今回の記事を参考にトイレトレーニングに取り組んでみてください。