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不思議が多い国ジョージアの首都トビリシに行ってきました、旅行費用と日程など体験記⑥

今回の旅のまとめ

ジョージアに移住するといいよ~とはネットの情報にあふれています。それに感化されて僕たちも視察を兼ねて旅行してきましたが、「移住には適しているかもしれませんが、そこまで無理しなくてもいいのでは?」というのが結論です。その理由は、この後書いていきます。

費用

今回の旅行でかかった費用を大まかにまとめると

往復の飛行機代 260千円

宿泊代 25千円

日本国内移動代 南海 4千円

ジョージア国内移動代 ボルトと地下鉄 4千円程度

食費 外食が多く 12千円程度

お土産代 5千円程度 ワイン6本とチュルチュヘラ10本ほど

旅費

ジョージアまでの往復の費用は、13万円でした。時期にもルートにも依ると思いますが、片道65千円が最安のようです。今回は時間を少し掛けてでも安くいこうと思ったので、トランジット2回のルートを選びました。必ず1回はトランジットは必要です。2回だとその分時間はかかりますが、旅費は安くなります。expediaで直近で調べて最安値は関空から往復の154千円でした。成田からだとかなり高くなってました。(下記画像参照)

関空から

成田から

国内移動手段の費用

ジョージア国内での移動代金は安いです。地下鉄は1回乗る度に1ラリ(GEL)約54円。距離は関係ありません。バスは1回乗る度に50テトリ(0.5ラリ)約27円。これも距離は関係ありません。

タクシーは僕たちの場合Boltを使いましたが、安いと思います。市内でちょっと乗るだけなら5~6ラリ。約270~340円。日本ではウーバーとかDiDiアプリと使い方は全く同じなので、便利に使えると思います。ただし、現地の電話番号を取得しないとBoltが使えないので、そこはご注意ください。

宿泊費や住宅費

毎回旅行の時には、ホテルはほとんど寝るだけなのでなるべく安いところを予約するのですが、今回は初のAirbnbを使いました。いわゆる民泊ですね。通常の安ホテルよりも安く泊まれたと思います。Airbnbで1泊4,388円に5泊しました。1泊1人当り2,200円です。また、最終日の飛行機がAM2時発なので、駅前の民泊に8時間だけ休憩のために使いました。コストコのすぐそばで、トビリシ駅までも近くて、大きなスーツケースをもってウロウロするよりは楽でした。こちらは1泊分で2,459円でした。

移住先として

1年間ビザなしで滞在できることから、現在ジョージアという国が移住先の候補としてのランキングの上位に来ているようです。しかしその実態は、ウクライナ戦争が始まって、多くのロシア人がジョージアに流れてきているようです。為替レートは1年前に比べると倍近くまで上がっており、物価は日本と変わらないといった印象でした。

そもそもジョージアって国は、西アジアと、東ヨーロッパに位置します。さらにすぐ北はロシアであって、中東エリアにも近いところにあります。文化的にも歴史的にも非常に深いものがあるようです。ワイン発祥の地と言われています。8000年前から作られていたとか。クヴェヴリと言って土の中に埋めた壺でワインを作る製法は、ユネスコ無形文化財に登録されているそうです。白ワインなんですが、見た目はオレンジです。日本ではオレンジワインと呼ばれていますが、地元ではアンバーワインというそうです。物価が高いと書きましたが、ワインは安かったです。5リッターで500円ぐらいだったでしょうか。750mlの瓶入りワインでも1000円~2000円程度でたくさん販売されていました。日本では知られていませんが、チャチャと呼ばれる蒸留酒(別名グルジアウォッカ)もあります。ワインを作り終わった後の壺に残ったブドウの搾りかすから作るんだそうですが、アルコール度数は高いです。僕の買ったものは48度あります。

話はそれましたが、歴史が古くシルクロードの中間地点で東洋と西洋の文化の入り混じった国です。住んでる人も、さっぱりしています。どこから来たんだとか、観光か?なんてことは一切聞かれませんでした。他人には興味がない感じでしょうか。また人種はたくさんいるので日本人でも特に違和感はないと思います。物価がもう少し安ければ移住には適していると思います。

ジョージアは人口400万人程度、首都トビリシに100万人ほどが住んでいます。北緯41度なので緯度的には日本でいうと青森ぐらいです。気候は過ごしやすいです。

政治的に

2008年に南オセチア地域(ジョージア北部)がロシアの統治になりました。南オセチア国の独立が絡んでいるようなんですが、詳しくは専門家の説明のほうがいいと思いますので割愛します。ショージアには南オセチア地域以外にもロシアに領土を取られてしまっているところがあります。そんな状況でロシア人の移住も受け入れているのは複雑な心境なのではないでしょうか。

ジョージアで買えるお土産

あまり聞き慣れない国のジョージアですが、グルジアと言われれば聞いたことあるよという人はたくさんいます。その程度の認識なので、何を買って行っても喜ばれるとは思いますが、中でも8000年の歴史があるワインは最適かと思われます。

クヴェヴリ・ワインは白ワインで色がオレンジと少々珍しいワインです。ラベルに日本語がなく奇妙なグルジア文字が書かれているワインなら喜ばれること間違いなし。

チュルチュヘラ

チュルチヘラとは、ブドウジュースを固めて作る郷土菓子です。
くるみなどのナッツ類に糸を通し、小麦粉と一緒に炊いたブドウジュースに漬けては冷やし、固めるのを繰り返して、大体2〜3日乾燥させたら完成です。
味はシンプルで、濃縮されたブドウの味で、グミの中にナッツが入っているという感じ。どこの市場にも並んでいる定番のお菓子です。
これもまた珍しがられること間違いなしです。
話のたねにおなじみのお店にお土産としてワインと一緒に持っていったのですが、お客さん全員がいろいろと質問してきて、かなり盛り上がりましたよ。みんなあの奇妙なグルジア文字と「チュルチュヘラ」の発音に興味津々でした。

結論

移住に適している

1,他人に興味がない雰囲気で居心地はいい。

2,気候は温暖で過ごしやすい。

3,移動は地下鉄とバスで十分

4,料理は、日本人には合っていると聞いた。僕の感想はややパクチー多すぎで★1つにしたい。それ以外は合うと思うので、見極めは必要。

5、歴史があるので、いろいろと見て回れる観光地は多い。

6,ヨーロッパまでLCCで安く移動できるそうなので、ヨーロッパでビジネスを考えている人にはいいかも。

移住先として適していない

1,物価が安くない。コンビニでの買い物は日本より高いものもたくさんある。安いのはパン、ワイン、移動費、地元で売ってる野菜など。

2,日本から遠い。距離は7000キロですが、それ以上に乗り継がないと日本に帰ってこれず、飛行機代も安くはない。

3,英語が通じない地域が多い。必死にコミュニケーションを取ろうとしてくれるが、グルジア語は難しい。

いかがでしょうか。率直な感想は、移住先としてベストではないです。でもどの国だって完璧な国なんてないので、そういった意味では、ジョージアは移住国としてはいいのではないでしょうか。許せる範囲内であれば、1か月間だけ行ってみるというやり方もありなんじゃないでしょうか。

ほかの国が移住先としてどのくらいいいのかは、まだ未知数ですが、ジョージアは僕の感想としてはベストではなくてもベストに近いベターだと思いました。ロシアとウクライナの戦争が終わればもう少し物価も落ち着くのではないでしょうか。そしたらベストになるかもですね。

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