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ウミガメの想像を超えた特殊な感覚機能って?

自然界には、人間の想像を超えた特殊な感覚機能を持っている動物たちがいます。
例えば、ウミガメはふ化したのち様々な海を回遊し自分が産まれた浜に戻り産卵をします。このような行動、どこかで一度は聞かれたことはないでしょうか?
今回は、このウミガメの感覚機能について調べてみました。

では、なぜ産まれた浜にちゃんと戻ってこられるのか? みなさんは、なぜなのかご存知ですか?

ウミガメに限らず渡り鳥なども同じ場所に戻ってくるのですが、これは目に見えない地磁気を感じとって位置情報を得ているからなんだそうです。


ウミガメもこの方法で位置情報を感知していることは以前から分かっていましたが、生まれ故郷の浜に正しく戻ってくる仕組みについてまではよく分かっていませんでした。
しかし今回そこから更に、海岸線の各地点にある固有の磁気特性を刷り込みによって覚えることで自分が産まれた浜にきちんと戻ってこられる、ということが明らかになりました。

その上、地磁気の強さやその他の特性が変化すると、刷り込みによって覚えた地磁気の地域に戻ってくるんだそうです!!
この事から正確には、自分が産まれた浜ではなく、刷り込みによって覚えた地磁気の地域に戻ってくるという事が判明したようです。
2015年1月15日に『カレント・バイオロジー』誌に発表された論文によりますと、地磁気が時間とともにゆっくりと変化するのに合わせて、ウミガメの営巣地も移動していくことが明らかになっっています。
「なんの目印もない広大な海で故郷への道を見つけることができるのですから、非常におもしろい機構です」と、この論文を執筆した米ノースカロライナ大学のJ・ロジャー・ブラザーズは語っています。

ウミガメの生息数は、海洋汚染や底引き網漁、あるいは営巣地周辺の開発などにより減少していて、現在は絶滅の危機に瀕しています。
多くの環境保護活動家がアカウミガメの巣の周囲を金網で囲っていますが、金網は金属でできているので、故郷をめざすウミガメの地磁気の探知能力に影響を及ぼすおそれがあるらしいです。

不思議な能力で、驚いてしまいますね!!

私たちは、特に昨日もあったんですが、通りかかった道すがら特に繁華街なんかで工事をしていたら、「あれ!ここは、前何が立ってたっけ?」ってすぐに忘れています。いやいや、覚えていませんよね。
そんなビルや看板を見印に道を覚えているので、街並みや風景が変わった途端、以前に自分が前に住んでいた場所が分からなくなったりする事ってありますよね。
「なんの目印もない広大な海で故郷への道を見つけられる能力」って素晴らしいですね。

この他にも動物の不思議な能力では「カモノハシは電気を“使って”狩りをする」「ゾウは音を足で“聞く”?」「ヘビは赤外線までも見ることができる?」なんかも今後調査してみたいと思います。

今回はウミガメの特殊な感覚機能についてでした。

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