みなさんこんにちわ~ ひで(@hyde032969)です。
小型犬で室内でも飼えるチワワは、ペットとして非常に人気のある犬種です。
実際、お近くのペットショップでもよく展示販売されているので、通りがかりに見たことをきっかけに飼いたくなった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんな方たちにも、一緒に暮らせるように注意点などをご紹介したいと思います。
ペットを飼う以上は命を預かる責任も伴いますので、迎え入れる前にきちんと不安や疑問を解決してから、お迎えしましょう。
チワワという犬
チワワ(CHIHUAHUA)は「世界で最小の純血種」と言われる、メキシコ原産の犬です。名前はメキシコ最大の州である「チワワ州」に由来しています。
体重は約1~3kg、体高は約12~23cmと非常に小さく「超小型犬」に分類されることが多い犬種です。
諸説ありますが、もともと野生に生息していたものが7世紀~12世紀頃に先住民によって家畜化されたと考えられています。
「テチチ」と呼ばれる小型犬がチワワのルーツで、トゥーラ遺跡にはチワワによく似た容姿の犬の壁画や装飾が残されています。
日本でブームが起こったのは室内で飼える犬が流行り始めた1980年代前後からですが、100年以上の歴史がある犬種です。
愛らしい目と小さな体で、常に人気の犬種上位であるチワワ。昔から人間とともに生活してきた犬種であり、勇敢さと飼い主に甘える性格が魅力です。
また「運動量が少なく、初めて犬を飼う人や共働きにおすすめ」とも言われています。(本当は毎日散歩がお勧めなんですけど。)
チワワは超小型犬種なので飼養管理スペースが狭くてすみ、運動量も多くないのでそんなに広くないご家庭でも飼いやすい犬種です。
因みに僕の飼ってるチワワは体重5㎏ですから、超巨大チワワです。笑
チワワの性格
チワワは臆病で不安を持ちやすい性格の犬です。そのため攻撃性が高くなりやすい場合もあります。怖がりである分、吠えたり噛み付いたりする場合も無きにしもあらずです。(僕はないですが)
一方で、勇敢な一面や、飼い主に甘えたがるかわいらしい一面もあります。性格が自分が求める関わり方に合っているか確認しましょう。
不安にならない環境を用意してきちんとトレーニングすれば、良いパートナーになれるでしょう。
飼い主のことが好きである分、人と離れるのを嫌がる傾向があります。
長時間留守番させる、頻繁に知らない場所に預けるなどはチワワにとって負担になりがちです。
一緒に過ごす時間を十分に取って、しっかりと愛情を向けてください。
前述の攻撃性や分離不安の面を考えると、チワワは初心者でも飼いやすい犬種とは言えないという専門家もいらっしゃいます。
しかし、体が小さいことで広いスペースを使わずに飼育でき、大きな犬種よりも食費・薬代などが少ないことは飼いやすさにつながります。
また、大型犬と比べて散歩中に引っ張る力が弱く、飼い主の転倒・怪我などのリスクは低いでしょう。
チワワの散歩
「チワワは運動量が少ないので散歩に連れていかなくていい」という説がありますが、それは間違っていると思います。
散歩の目的には、運動だけではなく「社会化」も含まれます。社会化において必要なのは、生きていく上で出会うもの・出来事すべてに慣れることであり、これは家の中でボール遊びをしても補えないものです。
どんなに忙しくても、1日に最低1回は連れて行って上げられればベストです。ただし、今日は忙しくって(雨だから)散歩に連れていけなかったわ~。はありです。(実際僕もそうですから)
家庭内で用を足せるようにしつけておけば、そこまで問題視することもないと思います。
ただしそんな翌日は、なるべく早朝からでもいいので散歩に連れて行くようにしましょう。
チワワの場合は1日に15分×2回の散歩が必要と言われますが、この量はあくまで一般的な目安です。それぞれの個体に合わせて、社会化に必要な時間だけ散歩に行きましょう。
特に子犬の時期にさまざまなものに触れさせることが大事なので、まめに外に連れ出してください。
また、散歩嫌いにならないよう、犬にとってポジティブな経験にしていくこともポイントです。
お散歩コースのさまざまな場所で、ドッグフードやおやつをあげることもいいですね。
一方で、出会い頭に他の犬に吠えられるなど怖い思いをするとシュンとなってしまいます。笑。不安な状況を作らないよう、飼い主さんが注意しながら散歩してください。
その一方で、普段ほとんど散歩に行かないにも関わらず、いきなり何時間もの長時間散歩に連れ出したり、旅行先に引きずり回すと心身に負担がかかります。
また、それまで他の犬と交流していないのに突然ドッグランに連れていくと、社会化不足からトラブルが起きてしまい、余計に他の犬が怖くなるなどのリスクがあります。
毎日きちんと散歩をし、少しずつ慣れさせてからお出かけをしてください。
人間が楽に登れる階段・段差でも、チワワの足には大きな負荷がかかる可能性があります。散歩のコースにチワワの障害になるものがないところを歩くようにしましょう。
散歩中に限らず、家の中でも大きな階段など高いところからの飛び降りや、硬い床・滑る床の上でのジャンプをさせないようにしましょう。
家の中で用を足してから散歩に行くことを守っていれば、チワワはいつまでも家の中でトイレができる犬種です。メスでも可能性がありますが、特にオスの場合は、外で自由にマーキングをさせると家の中でしなくなってしまう場合があります。
トイレは家の中で済ませてから散歩に行くのがマナーなので、きちんと習慣づけましょう。
トレーニングの際は、トイレシートの大きさがポイントです。超小型犬のチワワでも、ワイドサイズを使うのがおすすめ。レギュラーサイズで上手にできる子は限られており、用を足す前にくるくる回ってもはみ出ないサイズを選ぶべきです。
前述のとおり、チワワは飼い主と離れることが苦手です。共働きで飼育する飼い主もいますが、子犬期という大切な時期に放置してしまうと、社会化不足から恐怖心や警戒心が増加して問題行動が起こりやすくなります。良いパートナーとして暮らしていくために、お世話の時間は可能な限り確保しましょう。
どうしても日中しつけができないのであれば、留守番中はトレーニング施設に預けるなどの工夫をしてください。
しつけについて
チワワを迎えるにあたって「なめられないように厳しくしつけなければ」と考えている方がいるかもしれません。犬のしつけ本にはよくそういったことが書かれてたりします。
しかし、犬と人間の関係において「上に見る」「下に見る」という意識はないことが科学的に証明されています。
人が犬の上に立たなければいけないという考えは古く、上下関係を意識する必要はありません。問題行動を起こさないためのしつけやトレーニングは必要ですが、対等な関係の家族として接してください。
共働きの家庭で飼うことについて
共働きの家庭で犬を飼うことに、不安を感じる人もいるでしょう。お留守番の時間が長くなるし、あまりかまってあげられないし……。
「共働きだと愛犬を幸せにできない」と思っている人もいるかもしれませんが、実はそれは勘違いかも知れませんよ。
結論から言えば、チワワは比較的手がかからないので、一人暮らしや共働き家庭でも飼いやすい犬種です。
ただし、家を長時間留守にすることが多いご家庭では、最低限次の3点に注意する必要があります。
- トイレトレーニング済み
- ケージ内でチワワがくつろげる状態にある事
- 留守中の安全確保されていること
これらの要件が満たされれば、共働きのご家庭でもチワワを飼うことができます。
また、チワワは通常一日に2~3回程度の食事が必要なので、出張や長期の外出が多い方はもちろん、1日の外出時間が半日以上のになる方は対策が必要です。
具体的には、ペットホテルや知人に預けたり、自動給餌器など留守中でもごはんをあげられるようにしたりすることです。
犬を迎えた時から共働きで、いつもある一定時間留守番をしているのであれば、特に犬の気持ちに変化はありません。
基本的に十分な食事や水、安心して過ごせる場所があれば、犬は落ち着いて寝て過ごしています。
必要以上に「かわいそう」とか「何か退屈を紛らわすものが必要」などと考える必要はありません。
「寂しがってかわいそう」と新しい子犬を迎える人もいるそうですが、かえってストレスとなることもあります。
飼い始めた後に、家庭の事情で共働きになる場合は、チワワは環境の変化に戸惑うかもしれません。
突然、長時間の留守番をさせるのには無理がありますので、その場合は短時間の留守番から少しずつ慣れさせていくようにトレーニングしましょう。
いずれにしろ過剰な罪悪感や悲壮感を持つ必要はありません。帰宅時にもさりげなく「ただいま」を言い、大げさにする必要はありませんよ。その代わり一緒に過ごせる時は、その喜びを伝えるように心がければ問題ありません。
お留守番自体は悪いことではありませんし、犬にとって耐えられないような事態でもありません。肝心なことは、留守中、犬がいかに不都合や不安、また危険を感じないような環境を整えてあげられるかに配慮してください。
室内でトイレが済ませられるようなしつけ、モノを噛じったり破壊したりというイタズラができないように余計なものは片付けておくなど、対策が出来ていれば問題ありませんよ。
まとめ
いかがでしたか?僕の家もチワワを迎えて3年になります。共働きで3年間過ごしてきましたが、最初から昼間はうちに人がいないので慣れたものですよ。「行ってきます」と「ただいま」の時にはおやつをあげてます。いろいろと専門家も言いますが、動物はそんなにヤワじゃないです。環境にもそのうちに慣れると思いますよ。
もしもこの記事ご覧になって、チワワを飼いたいなって思っていただければ幸いです。