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ドラマ「ホットスポット」の面白さについて考察。ツボにはまって笑える

2025年2月9日

ホットスポット

パッとしない中年男性

日本テレビのドラマ「ホットスポット」が評判になっています。パッとしない中年男性、東京03 角田さんが「はまり役」で、面白いです。

このドラマの舞台は富士山麓の田舎町(富士浅田町)。そこにある地元の小さなホテルの従業員として働くシングルマザーの遠藤清美(市川実日子)が、ひょんなことから宇宙人と遭遇してしまったところから始まるコメディです。宇宙人が違和感なく一般人の日常に溶け込んでいる様子、他愛もない日常のおしゃべりに、何とも言えないおかしみがにじみ出てくるのです。

このドラマの(準)主人公役である宇宙人であることを隠してホテルで働く高橋孝介を演じている東京03の角田晃広さんが、とても存在感を出しています。主役と言ってもいい立ち回りです。高橋は遠藤に宇宙人であることを知られてしまい、そこから特別な能力を生かして人助けをすることになるのですが、遠藤とその友人たちにはいつも適当に扱われており、そこに何とも言えない日常とおかしさを感じてしまうのです。

本人は至って真面目に物事に取り組んでいるのに、彼の性格なのか、デリカシーの無さなのか、遠藤とその友達たちからはなめられて空回りしてしまう感じが、角田さんのキャラクターに合っていると思うのです。そしてそこに面白味を感じてしまうのです。

東京03のコント

東京03のコントは、一見すると地味な感じがします。登場人物はどこにでもいそうな普通のサラリーマンやOLばかり。設定も会社や居酒屋、コンビニやスーパーなど日常的なものが多いのです。

彼らのコントでは「現実で起こりそうなことしか起こらない」という特徴があります。はじめに小さな事件があり、それを発端としてすれ違いが起こったり、いさかいが生まれたりする。ありふれたシチュエーションで人間心理の機微を素材にして笑いを生み出していくのです。

角田さんのコント上でのキャラクターは、気取っているけどどこかスキがあって情けない中年男性であることが多いんです。

そして、それはドラマでもそれに近い人物像を演じるケースが目立つのです。本人が真剣にやればやるほどおかしみが出るというのが、喜劇役者として流石です。

「面白い演技」というのは、やたらとふざけたりはしゃいだりすることではなく、むしろ、明らかに失敗しているのに強がっていたり、どこかかっこつけていたり、そういうところのおかしさに嵌るのです。

非現実と現実の重なり

角田さんが宇宙人という非現実的な設定と、田舎町で起こる人々の日常の生活が交わるところに、ドラマの起爆剤が仕込まれているのです。

日常のちょっとした不便さ、不具合、手助けて欲しい出来事を宇宙人の角田さんが、特殊能力で解決してくれるのですが、そこに格好良さがなくって、やっぱりどこかに失敗をしてしまう情けない中年男性。なんです。

ドラマのカテゴリー

このドラマ、番宣見てたら、宇宙人がやって来て地球がヤバいのかとか、宇宙戦争でも始まるのかといったSFドラマというよりは、日常にあふれるちょっとした出来事を題材にしたくすっと笑えるコメディです。一般の人と違った能力を持っているどんくさい中年男性の日常を面白おかしく見るドラマですね。

安心感があって、くすっと笑える、ほっこりできるドラマで、日曜日の晩にやってるのも明日からの生きる活力に出来そうな感じで好きですね。

今日もこの後、「御上先生」の後に見ます。気になった方はTVerでもやってますので、見てみてね。

TVer ホットスポット

1位

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